お疲れさまですリーマンさとしです!
Zホールディングスの銘柄分析を行いました。最近株価が急回復していますね。
このカテゴリでは僕が興味を持った銘柄について投資目線でまとめています。
但し、僕の資金力で買える単元株10万円以下の銘柄を対象にしています。
Zホールディングスの概要
Zホールディングスのグループストラクチャー
旧ヤフー株式会社です。2019年に持株会社になり、Zホールディングスに社名変更しました。事業内容はグループ会社の経営管理、ならびそれに付随する業務です。
グループ会社の業態は多岐に渡っており、通信サービス(YAHOO、LINE)、銀行(PAYPAY銀行)、通販(ZOZO,アスクル)、旅行サイト(一休)などがあります。

参考: LINE株式会社 プレスリリース
上図はLINEとZホールディングスの経営統合完了時の資料です。グループ構造になっていますが、新生Zホールディングスの株式構成比率は旧Zホールディングスが34.7%、Aホールディングスが65.3%になっています。
そのため、AホールディングスがZホールディングスの主要株主です。そのAホールディングスはソフトバンクと韓国のNAVERが50%ずつ出資しています。
つまり、ZホールディングスはソフトバンクとNAVERの孫会社になります。
面白いのはZホールディングスの子会社です。すべての子会社が上場しているわけではありませんが、ZOZOもアスクルも上場してます。個別で株が買えます。
つまり、Zホールディングスの中でZOZOだけ魅力的と感じた場合はZOZOの株を買えばいいのです。
Zホールディングス事業の魅力
検索サービスから広告、インターネットショッピング、金融などあらゆるサービスを持っています。

多種多様なサービスをデータで繋ぐことにより、ひとつの会社でお客さんを囲い込むことができます。
ただの多角化企業ではなく、多彩な事業が相互に関係する会社です。
もしお客さんをPAYPAYポイントで取り囲むことができたら・・・、経営数値を除外しても、なんだか伸びていきそうな感じがしませんか?
ファンダメンタル分析
株価:513円
予想PER:51.3倍
実績PBR:1.45倍
自己資本比率:19.2%
予想配当利回り:0.83%
※ 参考:SBI証券 2021/6/4時点の算出値
4/28 本決算資料から1 昨年との業績比較

売上収益や営業利益は2桁成長です。景気いいですね。会社の規模が成長している証拠です。
しかし、利益が二桁減少しているのが気になります。そこで、長期の業績を見てみましょう。
長期業績推移


事業は拡大しているけど、商売の効率が下がってるということですね。ということは今は種まき段階と言えると思います。
では、今後どのように利益を刈り取っていく計画かを見てみましょう。
4/28 本決算資料から2 中長期的な展望

事業を「メディア事業」、「コマース事業」、「戦略事業」と三つに分けているようです。
問題はこれらの事業に対して「YAHOO」、「LINE」、「PAYPAY」のシナジー効果がいつ頃利益に結び付きそうなのかだと思います。

主な投資項目にはいかにも成長しそうな内容が記載されていますが、「5年間の追加的な戦略投資を実行」と書いてあります。
最後にロードマップを見てみましょう。

矢印が軒並みFY2023以降まで引いてありますね。今年、来年程度では大きく収益のターニングポイントになる項目はなさそうですね。
ということは、この銘柄は落ちてきたところで拾って長期ホールドしておく方針の方が良さそうです。
テクニカル分析
下図は月足のチャートです。

トレードという観点で見ればオレンジ色のトレンドラインから上昇して先月に下ヒゲで戻しているので、ちょうど優位性の高いポイントにいます。
このまま行けばピンクのトレンドライン内で700円くらいまで狙えそうな感じもします。
しかし先のファンダメンタル分析でも記載したように、この銘柄は中長期で将来に投資を行っている銘柄です。
ということはしばらく純利益はパッとしないように思えます。
そこで、僕が注目しているのは緑で記載した三角持ち合いラインです。仮にこの範囲内で動いてくれれば、380円にタッチするかもしれません。
この380円の水平線は過去に何回も意識されている価格です。ここで入れれば安心してホールドできます。
また250円あたりも激熱ですね。ということで僕が想定しているエントリーポイントは
・380円近辺
・250円近辺
です。
-トレンドライン、水平線参考記事-
テクニカルチャート分析紹介③-トレンドラインと水平線-使い方紹介
-三角持ち合い参考記事-
テクニカル分析紹介④ レンジと三角持ち合いをわかりやすく説明
投資可能か?
トレードという観点で言えば、今の価格は非常に妙味あると感じます。
しかし、ファンダメンタル分析的にはまだ純利益が拡大してく局面とは言えないと思います。
長期的な戦略は非常に面白い会社なので投資は是非行いたいところではありますが、会社戦略としての利益の刈り取り時期はまだ先になります。
十分に待つ時間はあるので気長に待ちたいと思います。
値動きもある銘柄なので仮に380円、250円近辺で入れればトレードでも長期投資でも非常に魅力的な銘柄だと思います。
価格次第で投資可能銘柄だと思います。
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