株取引に使うネット証券会社の比較記事です。
ネット証券は手数料も安く、PCやスマホで売買ができて便利ですよね。
ただ、各社価格競争を行ってるので、サービスが似通っていて違いが分かりにくいと思います。
そこで、この記事では代表的なネット証券で特長を持った証券会社を紹介します。
手数料の安さが魅力
楽天証券
各種楽天サービスとの連携が◎
マネックス証券
銘柄スカウターが超優秀
PAYPAY証券
高額銘柄をお手頃価格で
比較対象の証券会社概要
各証券会社の紹介と特徴の概要です。
SBI証券

参考:SBI証券
ネット証券口座開設数No.1の証券会社です。
開設された口座数はなんと770万口座以上だそうです。
※SBIネオモバイル証券,SBIネオトレード証券含む)
取引手数料が抜群に安いので使いやすい証券会社です。
楽天証券

参考:楽天証券
SBI証券に続いてネット証券口座開設数No.2の証券会社です。
株のネット証券といえばSBI証券か楽天証券と言えるほど有名ですよね。
楽天証券の魅力は何と言っても楽天ポイント、楽天銀行との提携です。
マネックス証券

参考:マネックス証券
米国株の取扱銘柄が多いことが有名な証券会社です。
しかし、僕はこの会社の魅力は提供される投資情報の豊富さだと思います。
売買手数料はSBI、楽天より高いですが、口座開設後の情報サービスに価値があります。
PAYPAY証券

参考:PAYPAY証券
他とは毛色が違うユニークな証券会社です。
「株式投資をもっと身近に」をキーワードに、購入単位を株数から1,000円単位に変更してます。
株価が高い銘柄でも1,000円から購入可能になり、銘柄選定の幅が広がります。
各証券会社の特長の詳細
ここでは詳細の説明をしていきます。
SBI証券
取引手数料が安いです。
日本株現物の取引毎の手数料
SBI証券 | 楽天証券 | マネックス証券 | PAYPAY証券 | |
~5万円 | 55円 | 55円 | 110円 | 価格の0.5% 価格の1.0% |
~10万円 | 99円 | 99円 | 110円 | |
~20万円 | 115円 | 115円 | 198円 | |
~50万円 | 275円 | 275円 | 275~495円 | |
~100万円 | 535円 | 535円 | 1,100円(成行)、1,500円(指値) |
SBI証券と楽天証券がトップタイで並んでいます。
日本株現物の1日合計取引額に対する手数料
SBI証券 | 楽天証券 | マネックス証券 | PAYPAY証券 | |
~50万円 | 無料 | 無料 | 550円 | 合計取引額での料金設定なし |
~100万円 | 無料 | 無料 | 550円 | |
~200万円 | 1,238円 | 2,200円 | 2750円 | |
~300万円 | 1,691円 | 3,300円 | 2750円 |
SBI証券の手数料の安さが目立ちます。
手数料にこだわるならSBI証券がオススメです。
SBI証券で口座開設(無料)/口座数はネット証券No.1もっと詳しくSBI証券を知りたい方は
-参考記事-
総合口座600万口座達成!ネット証券最大手の SBI証券
楽天証券
楽天グループは楽天経済圏と言われるほど、各種サービスの連携が優れています。
楽天ポイントが貯まる!使える!
株式の取引手数料100円毎に楽天ポイントが1ポイント貯まります。
この楽天ポイントは他の楽天サービスでも使うことができますが、楽天証券内でも使うことができます。
特に投資信託では、100ポイント(=100円)から投資信託を購入することができます。
お買い物などで貯まった楽天ポイントと合わせてポイントを投資資金にすることができます。
楽天銀行との連携がお得、便利
楽天証券と楽天銀行の口座を連携する「マネーブリッジ」を申し込めば下記二つのメリットがあります。
・楽天銀行口座の金利が0.1%!
楽天銀行の金利が5倍に上がります。

参考:楽天証券 マネーブリッジ
100万円この低金利時代に預けているだけで0.1%の金利が付きます。
日本最大の銀行である三菱UFJ銀行のスーパー普通預金の金利が0.001%なので、ナント役100倍です!
元本割れのない銀行預金でこの金利は嬉しいですよね。
・自動入出金(スイープ)が便利
株取引の注文時に証券口座の残高不足があった場合、自動で楽天銀行口座から「自動入金(スイープ)」できます。
また毎営業日夜間に楽天銀行に「自動出金(スイープ)」されるので、楽天銀行内の資金も確保され、優遇金利を受けることができます。

参考:楽天証券 マネーブリッジ
この入出金にかかる手数料は無料です。
これは便利ですね。
楽天経済圏の方には楽天証券がおすすめです
楽天証券※優遇金利年0.1%に対して2022年4月から改悪が起こるようです。
もう楽天証券の口座開設メリットはないのでしょうか?
検証した記事です。
【金利&ポイントバック改定、口座開設にメリットは?】楽天証券
マネックス証券
僕は株の売買口座としてSBI証券を使っています。
しかし、銘柄の分析にはマネックス証券を使っています。
銘柄スカウターが超優秀
・長期業績推移が見れる
10年前までの業績推移を見れる証券会社はあるのですが、マネックス証券の銘柄スカウターは2007年からの業績推移が見れます。
2009年のリーマンショック時も含めて分析可能です。
下記はシチズン時計の業績推移です。

参考:マネックス証券 銘柄スカウター
直近のコロナショックではリーマンショックと同じくらいの損失だったんですね。
景気動向を大きく受ける銘柄だということが分かると思います。
・セグメント構成が見やすい
大手の老舗企業などは時代の変化に伴って事業構造を変化させたり、多角化したりしています。
どの事業が売上を多く上げているのか、稼ぎ頭なのか一目で知りたくありませんか?
そんな時はセグメント構成の項目を見れば視覚的に理解ができます。
下記は日清紡のセグメント構成です。

参考:マネックス証券 銘柄スカウター
無線・通信とブレーキ事業が売上の5割超を占めています。
繊維の売上比率はわずか7%のようです。
それだけ生き残りのために変化をしたのでしょうね。
・銘柄比較がしやすい
調べている銘柄は同業他社と比べてどうか?
銘柄分析していると気になりませんか?
そんな時は銘柄比較が便利です。
下記は自動車業界の銘柄比較の例です。
このような一覧表の他に通期業績グラフを並べてみることもできます。

参考:マネックス証券 銘柄スカウター
自動車業界はトヨタ自動車の時価総額の大きさが光りますね。
本田技研工業の約6倍で圧倒的です。
ただ、投資とみると本田技研工業の方がPER、PBR、配当が高くてそそられるかもしれません。
・9年分の配当推移が見れる
配当は株式投資の魅力の一つです。
例え含み損を抱えても、長期投資であれば配当があるだけでメンタルが安定したりします。
ただ、配当も今期の配当は良くても今後どうなるか気になると思います。
そんな時は過去の実績を見ていくと予想が立てやすくなります。
下記は連続増配で有名な三菱HCキャピタルの配当実績です。

参考:マネックス証券 銘柄スカウター
8期連続増配の企業で、なんとコロナ渦でも増配しています。
来期も増配予想にようです。
配当利回りも高く、株価が凹んだら是非買いたい銘柄ですね。
銘柄分析ならマネックス証券
僕は銘柄スカウターを使うためだけにマネックス証券口座を開設しました。
マネックス証券は取引口座で使うには、SBI証券や楽天証券に見劣りしますが、銘柄スカウターだけは別です。
口座開設、維持は無料なのでマネックス証券の口座開設をオススメします。
マネックス証券銘柄スカウターの使い方やメリットをもっと詳しく知りたい方は
日本株 銘柄分析
僕が調べた株式の銘柄の分析記録を記事に残しています。
PAYPAY証券
PAYPAY証券の特徴は株の売買単位が1株や100株ではなく、1,000円単位であることです。
そしてこれがPAYPAY証券の最大の特長になります。
僕たちのようなサラリーマンはなかなか大きな資金を投入できません。
最近は単元株が100株になり、買いやすくなりましたがそれでも多くの株は数十万円の資金が必要です。
ミニ株やワン株などの1株単位の売買方法も出現しましたが、ファーストリテイリング(ユニクロ)など1株でも何万とする銘柄もあります。
そんな時、PAYPAY証券なら購入単位が1,000円単位なので株式投資の敷居がグッと下がります。
そんな便利なサービスを提供していますが、取引銘柄が限られているなど注意点もあります。
下記の記事にPAYPAY証券の特徴をまとめています。
-参考記事-
【株式投資をもっと身近に】小額、簡単投資 PAYPAY証券
少額資金投資や投資初心者におすすめ
スマホだけで1,000円から投資【PayPay証券】まとめ
代表的なネット証券をまとめてみました。
証券会社はたくさんありますが、その中でも特徴的で特におすすめな証券会社を厳選しました。
会社の終身雇用が崩れつつある今、株式投資は副業として有効です。
また趣味の一つとしても本当に楽しいものです。
株式投資は会社への依存度を下げるツールとして、人生を彩る趣味の一つとして、この記事が皆さんのお役に立てたらうれしいです。