【セブン銀行】やばい、キャッシュレス化!高配当だが投資可能か?

ブログにて日本株の銘柄分析を行っています。

今回の銘柄はセブン銀行です。

ここ数年株価は長期的に下落していますね。

セブン銀行は銀行セクターではありますが、ATM事業主力の変わった会社です。

近年の日本ではキャッシュレス化の流れが加速しており、現金引き出しのイメージの強いATMには逆風と感じます。

無策でこのまま衰退していくのか、それとも成長戦略があるのか、株価はお買い得か分析してみました。

近年のキャッシュレスで伸び悩みを指摘されているセブン銀行を分析しました。
中期経営計画を読んでいくと自覚しており、その上で新しいチャレンジをしようとしているような印象を受けました。
ただそれでも、2025年度の純利益想定は2020年度と同程度に見えました。
そうすると良くて現状維持かなと思いました。
高配当銘柄として有名ですが、僕は積極的に買えるかと言うと・・・。
でも配当5%程度まで株価が落ちてきたときは多少の反発拾えるかもしれないなと考えています。
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セブン銀行について

みなさんお世話になっているセブン-イレブンの親会社であるセブン&アイホールディングスの傘下に属しています。

また筆頭株主はセブン-イレブンで38.4%も株を持っています。

銀行といっても主力がATMなので他の銀行セクターとは毛色が違いますね。

事業構成

ATMプラットフォーム事業

セブン銀行の主要事業です。

巷ではキャッシュレスの増加によってATMは衰退すると言われて久しいですが、総ATM台数は順調に増えているようです。

平均利用件数はATM設置件数増加に従い、下がってきています。

FY21は大きく上昇する予想のようですが、なにか作戦があるんでしょうか。

参考: セブン銀行 2021年3月期決算説明会資料

決済口座事業

この事業はさらに3つの事業に分けることができます。

・個人向けローン

借入がアプリで完結するらしいです。

セブンイレブンで利用できるのであれば便利ですよね。

・海外送金サービス

約200か国のWestern Union窓口で受取可能だそうです。

・デビットサービス

セブン銀行の口座を使ってデビット決済ができるようです。

参考: セブン銀行 2021年3月期決算説明会資料

預金額も右肩上がりのようで、各サービスともに伸びているようですね。

海外事業比率

海外にも進出しているようですね。

とは言え、国内の売り上げが主で利益率も国内の方がはるかに高いですね。

参考:マネックス証券 銘柄スカウター

時価総額

1月3日時点の時価総額は約3,000億円です。

大型株に分類されますね。

ファンダメンタル分析

株価:238円
予想PER:14.2倍 
実績PBR:1.17倍
自己資本比率:19.4%
予想配当利回り:4.62% ※SBI証券の予想値 権利確定月3,9月
株主優待:なし

※ 参考:マネックス証券 2022/1/3時点の算出値

同業他社との比較

概要比較

参考:マネックス証券 銘柄スカウター

予想PER、RBRは銀行セクターの中では高いです。

但し、ROEも高いので効率的な資金運用ができているんですね。

自己資本比率も高めですね。

まぁ事業内容が他の銀行とは大きく違うので単純な比較はできないのですが。

ただ予想PER14倍は割安な銘柄ではないと感じます。

長期売上高と純利益比較

参考:マネックス証券 銘柄スカウター

セブン銀行は三菱UFJやりそななどの大手銀行セクターが振るわない中、2021年度までは利益右肩上がりの成長をしてきたんですね。

※2019年の利益の落ち込みはインドネシア子会社ののれん代の減損処理によるものだそうです。

2022年度のセブン銀行は二桁減益なので、後で分析してみたいと思います。

利益率比較

参考:マネックス証券 銘柄スカウター

銀行セクターは売上高利益率が高いんですね。

セブン銀行のROEが他より高いのは自己資本比率が高いからかもしれませんね。

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直近の決算資料から

参考: セブン銀行 2022年3月期 第2四半期決算説明会

経常収益はFY19から下がっています。

これはコロナによるものだそうです。

まぁそれはしょうがないのですが、気になるのは経常利益の減少幅が大きいところです。

この減少幅の内訳を見てみます。

参考: セブン銀行 2022年3月期 第2四半期決算説明会

ここでは2点の減益要因に注目しました。

・新たなATM受入手数料体系導入

ATM利用・台数増加との書き込みがありますが、手数料体系の変更をしたそうです。

まぁ減益要因なので収入単価が下がったんだろうなと思います。

・成長投資・費用増(第4世代ATMへの更改等)

第4世代ATMへの更新で減益とのことですが、これは前年と比較してそんなに差が出るものなのか?と思っています。

この2つのせいで減益とのことでした。

少々不安な感じがします。

中期経営計画から

2021年3月に5年間の中期経営計画が発表されました。

参考: セブン銀行 2021年3月期 本決算説明会

2025年度に経常利益350億円を目指すとあります。

経常利益350億円というと仮に法人税30%と仮定すると純利益は245億円です。

 
ん?2020年度の純利益と同じ?

会社として長期的な利益の成長は難しいと考えているようですね。

そうすると、今の株価だとすると2025年度のPER11.5倍程度ですね。

まぁ、気を取り直して中期経営計画の中身を見てみます。

参考: セブン銀行 2021年3月期 本決算説明会

中期経営計画は

・ATMプラットフォーム戦略
・リテール戦略
・法人戦略
・海外戦略

が柱のようです。

順々に見ていきます。

参考: セブン銀行 2021年3月期 本決算説明会

色々なサービスをATMでできるようにするようです。

正直、スマホで全部できないか?と思う内容ですが日本は利権国家なので案外うまくいくかもしれませんね。

参考: セブン銀行 2021年3月期 本決算説明会

来日外国人の方をターゲットにしている節が見えますね。

今後日本は労働人口減少していきますから、これは良い視点かと思います。

参考: セブン銀行 2021年3月期 本決算説明会

これは良くわかりません。

なんだかすごく銀行っぽい事業ですね。

中身が分かるようで分からないのも銀行っぽいですね。

参考: セブン銀行 2021年3月期 本決算説明会

アメリカと新興国に対してサービスを提供する事業です。

特に日本でのATMネットワークを新興国に提供するのは可能性を感じていいですね。

決算資料にもありますが、すごく伸びています。

配当について

配当は配当性向40%以上の維持の方針のようです。

参考: セブン銀行 2021年3月期 本決算説明会

配当利回りは4.5%以上なので高配当ですね。

ただ、2021年度に11円/年の配当を出すと配当性向65.6%になるようです。

2020年度の利益と2025年度の利益計画はほぼ同じですから、経営計画順調であれば11円/年の配当は維持、もしくは増配が期待できそうです。

ただ、中期経営計画が不調だともしかしたら減配かもしれません。

テクニカル分析

月足

2015年からだだ下がりしていますね。

下降トレンドラインと直近の水平線でディセンディングトライアングルを形成しています。

参考記事:トレンドラインと水平線-
テクニカルチャート分析紹介③-トレンドラインと水平線-使い方紹介

参考記事: ディセンディングトライアングル-
テクニカル分析紹介④ レンジと三角持ち合いをわかりやすく説明

週足

青色の下落トレンドラインを上抜けしたところで一回高値をつけています。

緑のラインで三角持ち合いを形成しています。

さらに一目均衡表の雲下限も迫ってきています。

テクニカル的には上昇は少し分が悪そうです。

となるとチャンスは最安値の215円に迫った時にリバウンドを狙うかくらいでしょうか。

参考記事: 三角持ち合い-
テクニカル分析紹介④ レンジと三角持ち合いをわかりやすく説明

参考記事:一目均衡表-
テクニカル分析紹介⑦ -一目均衡表- 難解だが効果的 簡単な使い方

まとめ

ファンダメンタル分析

・ATMが主力事業の変わった銀行です。
・銀行にしてはPER、PBRが高いです。
・中期経営計画を見ると、高い利益の伸びは期待できないかもしれません。
・高配当銘柄で配当利回り4.5%以上あります。

テクニカル分析

・長期で下落しています。
・テクニカル的にはトレンドラインの抵抗線を上抜けるのはかなり難しいようなチャート形状です。

総括

中期経営計画を見ると色々な試みが書いてあります。

しかし、2025年度の純利益は2020年度と同程度です。

現状のATMでは今後伸び悩むと認めているということかもしれません。

テクニカル的にもなかなか株価上昇は難しそうに見えます。

最安値であり、利回り5%のラインである220円近辺で買ってリバウンドを狙う戦略かなぁと思っています。

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